石黒先生への取材
坂井: 癌の方から石黒先生の噂をお聞きしましたので、 どのように癌の方と関わって治療しておられるのかを教えてください。
石黒先生: 20 年ぐらい前から、ボランティア活動をやってきました。癌で亡くなった親友が生前きりきざまれていくその姿を見て、他に何かいい方法はないかと探し出したのが三井と女子先生の「注熱でガン難病が治る」という本です。訪ねたら、その方が千葉の富里で開業していたわけです。
坂井: うちも 三井先生の温熱理論の講演会を 2 度ほどしました。
石黒先生: うちの家内は長年交通事故による影響で腰がわるく、ある方につれられ、富里に夏休みに行ってみました。
大学の先生と税理士事務所を名古屋で開業していましたので、長期間遠く千葉まで通うことはできず、自分は悪くないのに患者になって通い、ジックリ先生の療法を研究させてもらったのです。
その頃は今のように療術学校もなく、帰りに温熱器を1台わけていただき、自分でやってみることにしました。しかし、その後連れて行ってくれた方ががんで亡くなり、温熱器ではがんを治すことはできないと考え、押し入れにしまい込んでしまったのです。
それからしばらくたったある日、今度は仕事の過労がすぎ、腎臓と膀胱が悪くなっておしっこが出なくなりました。その時やむにやまれず、しまい込んだ温熱器をとりだし、見よう見まねでやってみたら、おしっこが出るようになったわけです。近所の人にも温熱をしてあげたりしたことが、ボランティアの始まりです。
私はがん治療専門なので、自分で自分のやり方を考案してやっています。 三井温熱器と低線量ホルミシスパットを使った「石黒式温熱法」です。
幸い、低線量ホルミシスパットを製造する特許は2件取得して、自分で作っています。
経験が無くても判りやすく簡単にがんを見つけられ対処する方法です。
「病気は自己責任であり、病気は自分で治す。だから先生少しアドバイスしてください。」との信念から生まれた指導方法です。がんになったら財産を失うぐらい高額な費用が求められます。お金をあまりかけずに、自分で治すことが出来たらどんなによいか。そのために提案しているのです。
私は三井温熱器を「手動式CTスキャン」と呼んでいます。
代替医は医者ではありませんので、CTスキャン、MRI等の画像を見てがんがどこにあるか見つける事は出来ません。5cm×6cmの温熱板があるのみです。しかし、これで十分です。これを使い分けることによってどこにがんがあるのか判ります。
がん患者さんを中心にその家族と私たち指導者でチームが編成できれば対策の70%は完了です。病気になったらお医者様に治してもらえばいいんだという考えではいつまでたっても病人は減りません。病気は自己責任であり、病気は自分で治すという考えが必要です。
私のやり方は、「病気は自分で治す。」っていう考えだから、判りやすく、簡単な方法で教えてあげることがポイントです。
最初は三井と女子先生の教え通り背中を中心に熱を注熱することです。背中側は配偶者又はパートナーにやっていただかないと自分では十分出来ません。しかし、自分なりの努力で出来るようになってきます。
最初していただく時の条件としてまず手伝ってくれる人と一緒に来て貰います。一緒に手法をおぼえてもらい家でやっていただくのです。
私の所で温熱器で注熱した熱の効果は5〜6時間しかもちません。1日は24時間。私の所で注熱する時間より、家庭で注熱する時間が多くなるのです。極端な話ですが、5〜6時間おきに注熱することを望みます。がんを住みづらい環境に追い込むのです。だからパートナーが必要となるのです。
それから、私の所にくる患者さんは多重転移症で手に負えなくて病院で見放された方がほとんどです。患者さんが一生懸命努力された結果、幸い回復され、社会復帰される方もいますが、残念ながら亡くなられる方もいます。
坂井: でも先生の所に集まるっていうことは、やっぱり先生が治している結果があるからということですよね。
石黒先生: 結果というより、治った方が、口コミで言って下さっているみたいです。
1 人だいたい、 2〜3 時間かけますから 1 日に 4 〜 5 名ぐらいしかできないのです。
普通の勤務は 8 時間なんだけど、私は 12 時間働いています。だから正月・祭日も無く、日曜日も月2
回だけ休みをとるということが、自分のリズムです。どうしても平日に時間がとれないので祭日、日曜日にも来ていただくという結果になってしまうのです。自分は歳なので、患者さん中心の生活をしています。
幸い家内が生活費をかせいでくれますので、私は患者さんが長期間通っても心配しなくてもすむ様にボランティアを前提にしています。
無料だとどうしても気分が悪いとおっしゃる方には治った後で払ってくださいという条件にしたり、お金のある方には寄付をしていただいています。そのお金を活動費にまわしたりしています。
私の患者さんは重度の方が多く、どうしても時間がかかるのです。1人にだいたい1年から1年半。週に1〜2度来ていただく事を続けています。通常料金をいただくことで、途中に挫折される方が出ないよう、ボランティアという事にした方がすっきりするのです。 1人でも救いたいという事が基本ですから。
坂井: これが温熱器ですね?
石黒先生: はい。ここから遠赤外線が出ています。熱板の表面は80度くらいの熱が出ます。また、私はヘッドに低レベルの放射線ホルミシス効果があるパットを装着しています。大体1000cpm〜8000cpmのパットを使い分けします。全部手作りです。
患者さんと一緒に最初は(1) 、(2) 、(3) のリズムで数をかぞえながら診察します。悪くない所は(20)まで数えられます。特に「がん」とか「悪性の所」は瞬間に「あつい」と発せられます。患者さん本人の体が発するのですから、誤診は無いのです。
瞬間に熱いのか(10)までもつのか、(20)までもつのかその差によって自分の病気がどこに発症しているのか重度なのか軽度なのかすぐ判ります。その感じ方を頭にインプットしながら、くまなく温熱器をずらしながら体感していただくのです。
患者さん自身の口から「熱い」とか「熱くない」とか発せられるので、問診などせず自分自身でしっかりと患者さんの状態をつかむ事が大切です。
事前に問診しますとどうしてもあやふやな言葉に惑わされ、間違った考えを頭にインプットしてしまいます。ですからまんべんなく注熱をすることによりどこに問題点があるのか「熱い」という患者さんの口から発する声と注熱すると体自身から発信する微妙な震えともいえる動きを感じ取って正しく確認していくことが指導者として一番大切なことだと思っています。
大きなからだの中にがんの場所を正しく確認することが一番大切なことです。そこにがんがあるとしたら温熱器を通じて感ずるわけですから、温熱版の5cm×6cmの巾の中のどこにがんがあるのか探すのです。次にその部位を四方から少しずつずらして攻めていくのです。最後に1点熱い場所が見つけられます。そこががんの発症している所です。
がんは5mm離れて注熱しても熱くないのです。1cmも離れていればなおさらです。ですから四方から攻めていき確認するのです。
誤診は無いのです。事前の問診などするよりも、まず正しく確認することです。
一切問診などせずにがんの場所を探し出して患者さんにここが悪いですよと指摘すると、患者さんは手術なり、検査を病院で何回もしてみえるから、自分の悪いところなど全部ご承知です。
患者さん自身が発する「熱い」という声とその場所が合致すれば、この先生の判断に狂いはないなと安心していただき、信頼感がわき、ちゃんとうまく治療してくれるなと思うのです。
坂井: 例えばその問診をせずにきていただいて、頭から全身全部流すのですか?
石黒先生: そうそう。血液がんは別にして、基本的にメインの場所だけ流します。背中側で大体判ってしまいます。背中側で熱さを確認した時は、再確認のため、表側をやって、がんであればすぐ移動はしませんので、同じヶ所が熱がります。
坂井: 例えば乳ガンの方とか、どんな感じですか。
石黒先生: 見分け方は一番簡単ですよ。当てればすぐ「熱い」と言うし、触ればしこりがあるから。触診と両方でわかります。まず、場所を特定してあげること。一番の問題点はリンパに転移しているか転移してないか確認することが大切です。リンパに転移していたら、病院に行って診断を仰ぐことをまずおすすめしますね。リンパに入ったがんは簡単には治らない。まずは手術をおすすめしますね。手術の方が結果が早い。
もし温熱で治療するのであれば、先ほど申し上げた様に(1)から(20)のリズムでまずがんの進行度合いを確認。注熱を続けることにより、例えば最初の(1)で熱かったとしましょう。注熱を続けることにより(1)で熱かったがんが(3)になったとしたらがんは消滅のよい方向に進んでいます。「熱さ」の度合いが変わってないとすれば、もっと注熱時間を多くする事。1日にだいたい通算で5時間くらい熱を入れてくださいと申し上げています。
坂井: 1日に5 時間ですか?
石黒先生: 我々の温熱療法の良い所はね、まず健康な部位に注熱すること。これはがんの種類によって転移する主な場所が決まっているのです。それらの部位に熱をいれ活性化するし、丈夫にするのです。その次に悪い部位を攻め、がんが転移するのを予防しながら、攻めていくわけです。5時間位すぐきてしまいますよ。
坂井: 1日に5時間するっていうのは、 悪いところだけじゃなく、良いとこからも行うからですか?
石黒先生: 先ほども言ったように、まず転移をしない様にしなければ、がんがどんどん増えてきてしまいます。特に骨転移しない様、十分な注意が必要です。
何回も言うようですが、まず予防、次に治療です。
43度以上の熱を当てればがんは死ぬって言われていますが、皮膚がんみたいに表面に現れている場合は簡単に入りますが、人間の体は骨に覆われている部分が多く、我々のような体表から熱を入れるという手法は「なかなか43度以上の熱が芯部まで入らないのです。
そのため私は玉川温泉のようにホルミシス効果のある天然鉱石(希土類)を応用し、家庭でも出来る様工夫をしています。
ナノの世界まで細かくした鉱石をナイロン樹脂とポリエステル繊維の不織布とを共重合させて作ったパットを多種類作りパットの厚さに依って熱が表面焼けするのを少しでも防ぎながら十分入る様に工夫をしています。また、注熱する前に40〜50分ホルミシス効果のあるドームに入っていただき発汗していただきます。そして少しでも活性化した細胞で、がん細胞を包囲する様、心がけています。その後注熱を1〜2時間するのです。どうしても温熱器だけではモレがありますので、体全体に46〜47度の熱を体表からだけですが入れるのです。
これが私の考案している手法です。注熱をはじめてからようやく3ヶ月目ころから手応えが出てくるのです。
坂井: 3 ヶ月目の手ごたえというのは?
石黒先生: がんの成長が止まり「熱い」という感覚が少しやわらいできます。こうなればしめたものです。成長しなければ大丈夫なんですよ。
坂井: だいたいその 1 秒で「熱い」と感じた人は、 3 ヶ月後ぐらいには、
20 秒ぐらいになるという感じですか。
石黒先生: 3ヶ月後で(3)〜(4)ですね。そう簡単に20秒にはなりませんよ。ただいえることは、患者さん自身良くなっている実感がわくのですから大変なことなんです。毎日の注熱に自信と方向性に確信がもてます。安心できます。
手術してがんの場所を取り除いた場合、全く「熱い」という感覚がなくなります。「こんな器具でよくわかるね」と皆さんびっくりします。温熱器は使い方さえ間違いが無ければ本当にすごいですよ。
坂井: 例えば肺ガンの方ってどういうふうな形で流すのですか?
石黒先生: まず肺全体を器具で流します。我慢強く(1)(2)(3)を絶えず心の中で唱えています。毎日少しずつ変化しています。(2)で熱くなったところが反対に(1)になったりこれを全部頭の中にインプットしておきます。そして毎日の変化をみていくのです。1日中(1)から(20)の反復です。7時間だろうが8時間だろうが反復を唱えているのです。途中で他の事を考えたり、テレビを見たりしていると本当に悪くて「熱い」のか、長く同じ場所に置きすぎて「熱く」感じるのか、さっぱり判らなくなってしまいます。神経を集中する意味もあるわけです。
坂井: 例えば、肺がんであったとしても、順番に場所をずらして注熱し、全部をしていく感じですか。
石黒先生: 人間の身体は、確率的に肺にかかったがんは次に転移する部位が判っています。勿論原発のがんを知ることが一番大切ですが、肺ガンの治療は日数もかかりますし、その間に脊髄に転移したりすると一番困るので、肺に注熱する前に脊髄に注熱します。肺もしっかりとヒート板をずらしながら注熱しますとがんの場所が特定できます。肺のどの部位にがんが発生してるかすぐ判ります。
がんの転移先について知りたい方は、講談社発行「病気の地図帳」をご覧ください。 >> 詳しくはこちら
坂井: 骨の場合はどうやって行うのですか?
石黒先生: 骨であろうと肝臓であろうと、肺であろうと場所は違いますが、特別な考えを持つ必要はありません。電気コテ一つしかないのです。1人で注熱するわけですからすべてどこにでようとも1人で処理するわけです。その関連性が判りますので、心配することはありません。
同じ方法で根気よく注熱すれば良いのです。要は根気です。骨に入ったがんも最初は「熱く」感じます。しかし注熱を続けていると「熱さ」が弱ってきます。最後に「熱さ」を全く感じなくなります。完治です。
病院で検査してもがんは見あたりません。但しがんは治っても違和感は残っているようです。
石黒先生の患者さん(女性): 骨は本当に駄目だからって病院で言われますよ。私もそうなんですけど4
期なんです。末期ですね。私はたまたま、腸から肝臓4回、肺2回転移していますが、宝くじに当たるみたいに運が良くて、全部手術して取れる所に出たんで全部手術しました。奇跡的に運が良い。
抗ガン剤はうっていません。とりあえず骨にだけ出ない様、先生に骨を中心に熱を予防として入れてもらっています。
石黒先生: それで骨にね、注熱してやりますと、体全体が熱くなるし、身体にもよいし。
この方は本当に手術出来る所にでき、それもすぐ発見してもらい、すぐ手術をする。
抗がん剤の代わりにビタミンC大量点滴も取り入れているし、テロメア数値(※)を上げることもしている。
とにかく抗がん剤をうってないから普段は健康そのもの。不思議な方ですね。
坂井: 脊髄やって、腸骨をするんですか。
石黒先生: 腸骨って分かりやすく言うと骨盤ですよ。
石黒先生の患者さん(女性): そこに注熱すると足の先まで熱くなる?
石黒先生: これは本当に暖かくなるね。だから、入院している時も必ず温熱器を持っていきますよね。手術の後は、身体冷えますからね。
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